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呼ぶ声

2010–07–12 (Mon) 17:07
その声を聞いたのは偶然だった

たまたまバイクで走ってたときに聞こえたのだ

その声を聞いたのはトンネルを走っている時だった

耳元から聞き覚えのある声が聞こえた

その声はバイクのうるさいエンジン音にも消えず

フルフェイスのヘルメットにもかかわらず不思議と

頭の中に響くような声だった

その声は「助けて早く助けて」と私に語りかけてきた

だがその声でバイクをトンネルの中でとめるわけにも行かず

バイクが出口に差し掛かると

急に光が私を包み

私はその光が眩しく目を閉じた

その間は1秒もなかっただろう

そしてその次に目を開けたときには別の場所についていた

その場所には見覚えがあった

祖母の家

祖母の家にはトンネルから3時間はあろうかという道のりだ

その道のりを私は一瞬のうちについたという不可思議な現象だった

祖母の家の前私はぽつんとバイクにまたがり硬直していた

すると近所にすんでいる叔父が

「どうしたんだいこんなところで?」

と話しかけてきた祖母と一緒にすんでいる叔父が車から出てきて不思議そうに私を見ていた

「おばあちゃんが入院したのを聞いたのかい?」

私はそんな話を聞いてなかったし

また知らなかった首を振る私を不思議そうに見ながら

「これから僕も病院に行くんだけど来るかい」

そう言いながらまた車に向かって歩き出す叔父に

ついて病院に行くとそこには祖母がいた

そして祖母は「あれ、私が呼んだからから来てくれたのかい」

そう言いながら微笑む祖母の声は私がトンネルで聞いた声にそっくりだった

そしてその1日後祖母がなくなったと

母に連絡があった



あの呼ぶ声は祖母だったのだろう
私は結局助けることはできなかったが
祖母が亡くなる前に一目私と会いたかったのではないか
祖母は私によくしてくれたから
あの声は祖母が私に当てた最後の願いだったのかもしれない
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